GAKUMON FIT JOURNAL
子どもとの関わりを考える
運動が苦手な子に、どう声をかける?「やってみたい」を支える関わり方
「できない」の一言にも、怖さ、難しさ、疲れなど、違う理由があるかもしれません。

すぐに励ましたり、練習を増やしたりする前に、「どの場面が嫌だった?」と具体的に聞いてみましょう。その日にできそうな小さな目標を、一緒に選ぶことから始められます。
「苦手」を一つにまとめない
走ることは好きでも、ボールが近づくのは怖い。少人数では動けても、みんなの前では緊張する。同じ「運動が苦手」という言葉でも、困っている場面は違います。話したくなさそうなときは、その場で答えを求めず、落ち着いてから聞いてみてもよいでしょう。
本人の言葉を待つ
「どこが嫌だった?」と聞き、途中で結論を決めない。
場面を確かめる
動き自体なのか、人前なのか、具体的な状況を聞く。
声かけは、答えを決めずに

次の会話は声かけを考えるための例です。実際の利用者との会話ではありません。言葉をそのまま使うより、お子さまの反応に合わせて短く伝えてみてください。
子ども「ボール、やりたくない」
大人「近くに来るのが怖い? それとも、取り方がわからない?」
子ども「顔に当たりそう」
大人「そうだったんだね。今日は転がす遊びにする? 見ている?」
怖さのある動作を無理に続けさせる必要はありません。痛みや体調不良がある場合は運動を中止し、必要に応じて医療機関へ相談してください。
目標を小さくして、選べるようにする
見てから決める
いきなり参加せず、見本を見て流れを知る。
一つだけ試す
距離を短くする、回数を減らすなど、課題を小さくする。
自分で選ぶ
「もう一回」「別の動き」「休む」から選べるようにする。
難しさを変えても取り組みにくいときは、何が負担なのかをもう一度確かめます。「簡単にしたのだから、できるはず」と新しい圧力をかけないようにしましょう。
変化は、本人が感じたことから
前との違いを言葉にする
「さっきより前を向いていたね」など、見えた事実を短く伝える。
本人の感じ方を聞く
「やってみてどうだった?」と聞く。うれしいと決めつけない。
終わるタイミングも選ぶ
疲れや気持ちの変化を見ながら、休憩や終了を相談する。
私たちが大切にしたい、運動との関係
ガクモンフィットが目指すのは、運動を自分を嫌いになる理由にしないことです。同じ活動の中でも、速く動けた、前より怖くなくなった、途中から参加できたなど、本人にとっての変化を大切にしたいと考えています。
低学年でも高学年でも、これまでの経験や気持ちは一人ひとり異なります。学年だけで目標を決めず、体験時には苦手な場面や楽しかった活動をスタッフへお伝えください。対応できる内容も含めて相談できます。